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日语童话故事:一片羽毛

来源:青岛樱花日语培训学校时间:2021/3/10 15:20:10

  昔々のある日。
  お日さまが西に沈んで、日が暮れました。
  トリ小屋のニワトリは、みんな止まり木にとまりました。
  そして、目を瞑りました。
  「明日の朝まで、お休みなさい。」
  でも、すぐには眠れません。
  一羽のメンドリが、くちばしで羽をつついていました。
  このメンドリは、毎日、きちんと卵を産む、とてもいいメンドリでした。
  ただ、時々お面白い事を言っては、みんなを笑わせるくせがありました。
  羽をつついているうち、白い羽が一枚、ポロリと下に落ちました。
  「あら、羽が一枚落ちたわ。」
  と、メンドリは言いました。
  「でもいいわ。私は羽が落ちると、それだけ体がスラリとして、きれいになるんですもの。」

  メンドリは、みんなを笑わせようと思って言ったのです。

日语童话故事:一片羽毛

  けれど、ほかのトリたちは遊び疲れて、みんなスヤスヤと眠ってしまいました。
  ところが、近くの木の枝に、目玉をクルクルさせたフクロウが留まっていました。
  夜になって暗くなればなるほど、目がよく見えてくるフクロウです。
  「私は聞きましたよ。この耳で。耳が落ちてしまわないうちは、できるだけたくさん聞いておかなければなりませんからね。」
  フクロウはハト小屋のハトに話しかけました。
  「お聞きなさい。トリ小屋のメンドリさんは、きれいになりたいと言って、自分の羽を抜いたんだそうですよ。」
  「クックー、クックー。」
  ハトは、隣のアヒルに話しました。
  「アヒルさん、アヒルさん。なんと驚いた事に、ニワトリさんが、きれいになる競争をして、羽をみんなむしりとったんですって。」
  「ガア、ガア、ガア。」
  アヒルは驚いて鳴きました。
  「大変なことをするもんだ。羽をむしってしまっては、風邪を引いて、熱をだすに決まっている。」
  アヒル小屋の軒下に、コウモリが止まっていました。
  コウモリは、この話を聞いてビックリしました。
  「ひどい話だ。こんな話を黙っているわけにはいかない。みんなに知らせなくっちゃ。」
  ヒラヒラヒラと、コウモリは月夜の空へ飛んでいきました。
  明くる朝になりました。
  「チュン、チュン、チュン。」
  朝早くから、ニワトリ小屋の前で、スズメが喧しく騒ぎました。
  ニワトリたちは、変に思って。
  「もしもし、スズメさん。どうかしたのですか?」
  「これは驚いた。チュン、チュン、チュン。」
  と、スズメは鳴きました。
  「どうしたどころではありませんよ。メンドリさんが羽を抜いて、五羽もなくなったというではありませんか。」
  「あら、まあ。それはお気の毒ね。一体どうしたというのでしょう。そんなに羽を抜いて、五羽もなくなるなんて。驚きましたわ。」と、一羽のメンドリが言いました。
  なんとそのメンドリは、一番始めに羽を落としたメンドリだったではありませんか。
  たった一枚羽を落とした事が、おしまいにはメンドリが五羽もなくなったと、途中から話がひどく変わってしまったのです。
  「どこのメンドリさんでしょうね?」
  「ここのメンドリさんではないのですか?」
  「いいえ、ここではありませんよ。」
  「おかしいなあ、どこだろう?」
  「ほんとに、どこでしょうねえ?」
  「おかしいなあ。」
  風が吹いて、夕べメンドリが落とした一枚の羽を、ヒラヒラとどこかへ持っていきました。
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